成田や羽田の撮影はあまりエアバンド受信機を持たずに
スマホアプリのLIVE ATCを頼っている。
その方が身軽になれるし音楽を流しながらエアバンドもチェックできる。
タワーとアプローチを同時に聞けないことに不満はあるのだが
この時はRJAA Tower (Both)を選択して撮影していた。
アプローチを聞けない事に一抹の不安を感じながら。
曇りがちな空でも春の陽気を感じ、心地よくB滑走路周辺で撮影を楽しんでいた。
周りには数名のカメラを持った人だけ、さくらの山公園の喧騒と比べると
ずいぶんのんびりとした状況だった。
やりたいよう自由に撮影しているとふと目に付いた
「カメラをバッグへしまいその場から去ろうとする人」
あちらにも一人。
「まだ離陸ラッシュの途中なのになぜだろう?」と不思議に思う。
「これは…もしかして……」
虫の知らせを感じたような気がした。
スマホを取りだしLIVE ATCを操作してアプローチへチャンネルを合わす。
すると交信内容に「ランウェイ チェンジ」と聞こえた。
やはり、そうか。
不安は的中した。アプローチを聞いていないと迅速に行動できない。
直感を信じて命拾いした気分だった。
次に向かうと決めていた撮影ポイントは駐車場の狭いさくらの丘公園。
R/W16Rの離陸機を見るため沢山の人が集まり、あっという間に駐車場は満杯になるはずだ。
急いで車を走らせる。なんとか紙一重でギリギリ駐車する事ができたが
少しでも行動が遅ければ後に続く大渋滞に巻き込まれていた。
日本航空ジャカルタ行き。このあたりの行き先の便がちょうどいい位置へ飛び込んでくれる。
こちらは香港行きのナショナル・エアラインズ。
駐車待ちの大渋滞を見て二輪車最強だなと思ったり。
まだまだ若輩者ですが、なんだか変な能力(?)を身につけたような。
ランウェイチェンジを知った人の動きがわかったって話です。