こちらが小松空港RWY24着陸時のルート
そしてこちらがRWY06着陸時のルートです
重ね合わせるとこちら
これを見ると飛騨市上空から北へ向かえば24着陸、西へ向かえば06着陸だとわかります。
この分岐点から着陸までおよそ10〜15分ほどかかると判明していますので、滑走路の中央あたりに位置する公園で待機してすぐ移動を開始すれば、どちらの撮影ポイントでもなんとか間に合うでしょう。ギリですが。
「ふむふむ、セオリーが見えた!」と、得意げにしていました。
けれど……
次にこちらをご覧ください
飛騨市上空あたりから北へ進路を取っています。「おっ、てことは24着陸か?」と思いますよね?先ほどのセオリーに当てはめると導き出される答えです。若干ルートにズレはありますが、「時短のためショートカットしているのかな?」ぐらいの認識でいました。
そして24着陸の撮影ポイントへ急行。
しかし……
あれっ?滑走路の延長線上に正対することなく通り過ぎた?
よく見ると海上まで出ましたね。どう考えても24着陸する様子ではないです。
もちろんこの時点で移動しても時すでに遅し。
異変に気付いてから、およそ5分の早業で06へ着陸しました。これでは為す術もありません。
え、そんなパターンもあるの?と、驚きです。安いセオリーは役に立たないですね。
ルート重ね合わせ
結果だけ見るとだいぶ違うことは理解できます。
南砺市の北側を回るかどうかを決め手にすればいいのでしょうか?
……でも、そこまで待って移動しても空港に近すぎて手遅れのような気もします。
もっと前段階で判断したいところ。
よく観察して経験を積むしかないですね。
気を取り直しまして……
ではこちらのルートを辿る飛行機、どっちに着陸?
おっと、これはさっき経験しましたよね?
24に着陸すると見せかけて06へ着陸するヤツだ……
ルートを重ね合わすとこちら
うん、ほぼ同じ、間違いない……
きっと海上に出て旋回して着陸コースに乗るんでしょう。
てことで、06着陸の撮影ポイントへ向けて移動していました。
しかし
あれっ、、、
どこ行くの?
そんなの知らないよーーーー
ここへきて突然の予測不能な動き
すっかりパニックです。
空港の周辺を右往左往して、24だと悟った時には完全に手遅れ。
それでも失敗したなりに何か成果を得ようと、残った気力を振り絞り移動します。
最終的には自衛隊基地の入り口あたりで機影を捉えました。
このパターンはもう懲り懲りですね。本当に最後の最後まで使用滑走路が判明しないので対処しようがありません。滅多に遭遇しないシチュエーションだと思いたい。
そして桜と絡めた撮影をしたかっただけに完全敗北です。己の無力さを思い知らされた気分。
フライトレーダーだけでは手に負えない空港だとよーく分かりました。
さんざん振り回され、半べそかきながら運転していたのはいい思い出です。
…あー楽しい
で、なんでこんな事をしているかというと、エアバンド受信用のアンテナを忘れアプローチを聞くことができなかったからです。
もう二度と忘れません!