宮古空港一覧

2023年振り返り

しばらく放置してしまいましたが、気にせず更新です。

とりあえず2023年に撮った写真をいくつかアップしようかと思います。

まずは今年のお気に入りカットから

「あと少しで満点だったで賞」 部門の1位です。

レドームが木の幹の左側に少し飛び出ている絵をイメージしていました。
あ〜残念!コンマ数秒ボタンを押すタイミングですね。

近景にヤシの木の幹をズドンと配置して、その脇には南国らしい葉っぱも戯れていて、中央の遠景に美しく広がったヤシの葉を配置。ジャングルっぽい?雰囲気を狙っていました。

地面スレスレからカメラを仰ぐように構え、バリアングルモニターを見て撮影しています。
近景から遠景までボケないようf16まで絞り、シャッタースピードは1/1000に設定。
フルサイズ45mmのノートリミングです。

これは本当に悔しかったな〜

ってことで翌日もチャレンジ

若干カメラ構える位置をミスって、シダの葉とヤシの葉が被ってしまった、、、
機体もジャストな位置ではないですね。ん〜難しい。

そもそも成功していても、光線状況、空模様が違うのでイマイチだったかもしれません。

21mmで撮影してトリミングしています。

しかし我ながらミラーレスで、EOS Rの連写力で、よく試そうと思ったものです。


下地庁舎から

宮古島の下地地区はサトウキビ畑の広がるのどかな場所。
そこに周辺の集落と比べて背の高い、遠くからでも目立つ下地庁舎があります。
宮古空港と同じく赤瓦の屋根でできたその建物を何気なく眺めているとふと気づきました、「あれっ、もしかして最上階は展望台になっているのでは?」と。

庁舎の一部は塔のような構造になっていて、その最上部に湾曲した「出窓」があるのです。
まるで「ここの眺めは最高だよ」といわんばかりの作り。スマホを取り出し検索すると、やはりありました。フロアガイドに「展望台」の文字を発見。一般開放されているようです。

自分でもカンの良さに驚きつつ、さっそく行ってみました。

ひっそりとした1階のロビーを抜け、エレベーターで3階まで上ります。
そこからは内階段を使い6階の展望台を目指します。

お〜!いいですね!集落を一望。

機窓よりも低く俯瞰する眺めは新鮮です。

展望スペースの様子。

台風対策のためか、ガラスには保護フィルム(?)が貼り付けられていて、解像度の低下と色の干渉は避けられません。汚れやフィルムの気泡もあるので、なるべく影響を受けないよう少しでもキレイな部分にレンズを押しつけて撮影。

しばらくすると最初の1機目がきました。

地上を見渡す限り、人とクルマが見当たりませんね。
なんだか少し不気味さを感じます。長く伸びた街路樹の影もそれを後押し。

反対側にも窓ガラスがあり撮影できます。ド逆光を回避するといくらかマシな画質に。

干潮ぎみの与那覇湾。
しばらく眺めていると機体は陸地の奥へ消えていきました。

広角レンズだとB787でもこのサイズです。

機影がこの辺りに来たらダッシュで数メートル離れた反対側へ移動を開始。

移動し終わると望遠レンズのカメラに切り替えて撮影を続行。
どちら側も撮りたいと大変です。

宮古島の市街地が遠くに見えます。
よく買い物でお世話になる、マックスバリュ宮古南店のある辺りです。

控えめなサイズでも、しっかり主張している入道雲。いいですね。

欲を言えば順光で満潮のタイミングに訪れたかったですが、次回のお楽しみにしておきます。

アップにするとマングローブの写真を撮った川満公園を対岸に発見。こちらも良い撮影ポイントでした。

ロケハン中に近くを立ち寄り気づいた今回の展望台。

眺めはバッチリです。しかしお世辞にも「きれい」とはいえない環境なのは少し残念。

あと、とても暑いです。クーラーの冷気はそこまで届いていません。
陽射しは容赦なく照りつけ、蒸し暑く熱気がこもり、長居は難しいでしょう。

それでもニッチな要望を満たすポテンシャルを秘めた場所のような気がします。

無料で開放されているだけでもありがたいですけれどね。

魅力的な観光地をたくさん抱える宮古島なので必要性がないのでしょうけれど、
入場料を課金するから環境を整えてくれると、うれしいな〜と思ったり……

外部へつながるドアがあったので外テラスから撮影できると素晴らしいですね!


宮古島のヒマワリ畑

宮古島の大動脈、国道390号線を走行中。視界に入った黄色い花。
空港の南側、滑走路の端っこあたりに見頃を迎えたヒマワリ畑がありました。

有名な景勝地ではないのに、どこから情報を仕入れたのか観光客が続々訪れ、
自撮りなど楽しんでいるようでした。ちょっとした観光地ですね。

夏らしいシーン。

南風の多い時期の北風運用に感謝です。ここではRWY04着陸機と絡められます。

雲を見せないようトリミングし、スッキリした構図にしました。

夏の撮影は沖縄を軸足としているため、女満別空港や高松空港など、ヒマワリを撮るチャンスを逃しています。だからなのかヒマワリと飛行機を絡めて撮影できる場所を沖縄で見つけられると、救われたような気持ちになります。いや〜本当にありがたい。

せっかくなので昨年10月の写真も、、、、

東急ホテル&リゾーツの近くに見つけたヒマワリ畑です。空港から離れているので飛行機と絡めるには少し高めの高度。RWY04運用です。

入園料を払い花畑の中へ入ってみました

備え付けられた料金入れに100円を投入。

はじめは電柱の写り込みそうな場所なので絵にならないと勝手に思い込み素通りでした。
しかしヒマワリの花に近づくと、一つ一つの花から魅力的なパワーを感じて「なんとか絵にしたい!」と強い気持ちに駆られました。

数あるヒマワリの中から気に入った「ヒマワリ四兄弟」を主役にローアングルから絵作り。
お気に入りの一枚です。

今まで見てきたヒマワリより、ここのヒマワリは花弁が長いような……? その花弁の垂れ下がり具合から移ろう季節の情緒を感じます。

夏真っ盛りなヒマワリもいいけれど、少し物憂いらしさを感じさせるヒマワリもいいですね。

最後は2018年に撮影した、宮古島市熱帯植物園の近くにあったヒマワリ畑。

今度はRWY22着陸機との絡みです。

ジンベエジェットとヒマワリ。

お仕事中のトラクターも一緒に。

残念ながらこの年以降、こちらでヒマワリを見かけていないです。

日没後の暗闇に浮かび上がるヒマワリたち。太陽に置いて行かれた迷子のよう……に見えてきました。また明日ですね。


神が遣わす鳥

エメラルドグリーンに輝く海と空の写真。

よ〜く見ると、飛行機より雲より高いところを飛ぶ「小さな白い鳥」が!!
ビックリです。白いセスナ機の写り込みかと思いました。

「きっと神聖な鳥なのだろう、上空より現れ島へ導く、神が遣わす鳥がやってきたのだ」
なんて想像しちゃうのは、きっと近くにある大神島の神秘と、疲労した思考のせいw。
実際は近くを飛ぶ白い鳥の写り込みだろう。

不思議な位置関係の生み出した不思議な写真に。

それにしても、タイミング良くこんな所に写り込んだものだ。
絵になる白い鳥は大歓迎!

平良島尻方面に消えてゆく機体を見送り、離陸に備えて次の撮影ポイントへ向かいます。

小さく写る写真ばかりなので、たまには違う写真を載せてみる。

宮古空港ターミナルと羽田から飛来したANAのBoeing787型機です。


神が住まわる島

池間大橋近くの道路脇から撮影する宮古空港RWY22アプローチ中のBoeing787型機。

空港からおよそ17キロぐらい手前だろうか、よく見るとまだギアダウンしていない。

写真下にあるのは宮古島の北北東に浮かぶ小さな離島「大神島」だ。

大神島は宮古諸島にある八つの有人島の一つで、パワースポットとして有名だそう。

撮影時はその島の存在を知らず「どこだ?あの陸地は、、、」と不思議に思いながら
シャッターを切っていた。

島内の小高い遠見台から遠望できるようなので、新たな発見を期待できるかもしれない。
機会があればぜひ行ってみようと思う。

しばらくすると機体の高度も下がり海と絡めやすくなる。

ここに来た目的はこの情景を撮るため。

スマホの地図アプリと睨めっこして発見した場所です。

飛行中の機体と距離はかなりあるので、小さく写ることは覚悟の上で訪れた場所でした。

やっぱり中型機でも豆粒みたいに……

それでもエメラルドグリーンに輝く海と一緒に撮影できてよかった!
宮古島の海は美しい!

撮影場所は以下


GoAroundでショー

宮古空港でランウェイ04アプローチ機を撮影中、
それは起こった。

スムーズに下降していた機体が……

ん?ちょっと風にあおられたか?

右に少し傾き……

あれ?…下降しない……

あっ…ゴーアラウンドだ!

ギアアップして頭上を通過するANAのBoeing737−800型機。

右旋回して飛び去っていく。

墓地の近くで撮影していると、このようなカットが紛れ込んでいた。
屋根付きのお墓、その背後から入道雲が立ちのぼり消えゆく情景、沖縄の夏だ。

ダウンウィンド飛行中。

ヤシの木が南国感を演出する。

宮古空港ターミナルの赤煉瓦も青い空に映える。

ぐるっと上空を周回する様子を追いかけたら、次々と沖縄らしい情景が写っていた。

そして再び着陸態勢へ……

すごいバンク角……

ずいぶん近くから旋回するな〜なんて思いながら機体の追尾を続けると、

滑走路に離陸機がラインナップしている!

あれっ、もう一回ゴーアラウンドしないよね?
と思えるほどレンズ越しだと近くに見えた。

望遠レンズの圧縮効果で近くに見えるだけ、
実際はもっと離れているはず……冷静を装うが内心ヒヤヒヤだった。

う〜ん…まだ動き出さない。

管制官はなにも言わないし、きっと大丈夫なんだろうが、見ているこっちは緊張して、
思わず「急げ〜!」と叫びそうになる。

ここで、ようやく離陸滑走を始める。

前輪が地面を離れ……

エアボーン!

ここまでくれば安心かな。

力強く離陸するJTAのBoeing737−800型機。

ANA機も無事着陸する。

こうして見ると間隔は空いていたとわかるが、撮影データから時間を調べると、
離陸機の足が離れて着陸機がタッチダウンするまで、およそ30秒ちょっとだった。
結構ギリギリだと思う……

ちなみに離陸機は那覇行きのNU557便。

着陸機は関西国際空港からやってきたNH1749便でした。

なんでゴーアラウンドしたんだろう?


KURIMからやってきたナナハチナナ

ランウェイ04運用の宮古空港は着陸コースが大きく分けて2つある。
島の北側から回り込むコースと南側から回り込むコースだ。

事前にどちらのコースを使用するか判明していると撮影も捗るのだが、
エアバンドを聴いてもよくわからない。
(朝と夕方は南側コースが多いような気もするが……)

また北側コースは多くの飛行コースがあるようで
通過するウェイポイントもGAHRAやKURIMなど複数あり。

ウェイポイント「KURIM」を通過してアプローチするANA Boeing787型機。

KURIM→クリム→来夢……なるほど、夢が来るのか!
ドリームライナーにピッタリ!

本当は近くに来間島があるから発音は「クリマ」なんだろうけど……
クリムと聞こえたので……つい連想してしまった。

夏バテの症状で頭がやられてますねw


わりとハードな撮影生活

下地島空港での撮影をメインとして訪れているが、もちろん宮古空港も忘れてはいない。
朝の空き時間を使い、じっくりとロケハンを行う。

ほぼランウェイ17運用、撮影場所もほぼ決まっている下地島空港と違い、
宮古空港は夏場でもランウェイ04と22どちらの運用もあり得る。

バリエーション豊富な絵を撮るため、地道な足を使った撮影ポイントの開拓は不可欠だ。

そのためロケハンに次ぐロケハン……
朝と夕方の1日2回行う17エンド・聖地巡礼以外は、ほぼ宮古島でロケハンしていた。

撮影しているより移動時間が多いかも、伊良部大橋も何度往復したことか……

で、そんな事を毎日していると体調を崩したw
夏バテっぽい症状にしばらく苦しむ。

それでも良い結果を得られれば報われるのだが……

なかなかイメージ通りには行かないです。