那覇ビーチサイドホテルの眺め その一

波の上うみそら公園へ以前訪れた際に隣接するこのホテルの存在を知りました。
那覇空港へ離着陸する飛行機を望めそうな立地から「上層階の眺めはさぞ素晴らしいだろうな……」と気になっていた「那覇ビーチサイドホテル」今回はこちらで三泊する予定です。

10階建てのホテル 最上階層は喫煙ルームになっていたため、一つ下9階で予約
もちろん海側の部屋になります。

さっそくその眺めを楽しみたいのですが、チェックインまで少し時間もあるので、
荷物だけ預けて目の前の公園をロケハンします。
今回のもう一つの目的でもある「波の上うみそら公園からの撮影」のためです。

前回この公園へ訪れたのは2020年、当然ですが植物も成長し以前見た光景とは
異なってきます。結果、思いどおりの構図では撮影不可能になっていました。
さすが亜熱帯気候の植物です、成長が早い。

以前見た光景、、、

理想的な位置に入道雲がありますよね?
この入道雲のあたりを飛行機が通過します。

こんな感じで

上の写真はf/14の絞りにしています。
十分だと思った設定も自宅のモニターで確認すると
まだ絞り込み足りなかったかな……と少し後悔、、、

次回の課題にしていたのですが2021年はコロナ禍で訪れること叶わず、、、
そして今回やっと巡ってきた撮影チャンス。しかし現場に立つと目に見える光景は
あれっ、、こんな感じだっけ?と思うほど変わってしまい(言い過ぎかもしれませんけど、、、)また理想的な入道雲もなく、絵にすることは難しそう、、、

仕方ないので視点を変え、違う絵作りにいそしんでいました。

まとめきれていない構図、、、
南国っぽい建物に惹かれたのですが、角度を変えると建物内の人を写してしまうので
なかなか難しい、、、

今回はこれくらいにしてホテルへ帰ります。徒歩3分ぐらいの近さに感動。

預けていた荷物を受け取り、チェックインして入室。

予想どおりの素晴らしい眺め。

少し不安を感じる空模様が気になります。

つづく、、


沖縄県 平和祈念公園へ

パッとしない空模様の時には「ロケハンする日」と割り切り、
空港回りを探索していますが、今回はロケハンはせず、
少し足を延ばして糸満市にある沖縄県平和祈念公園へやってきました。

まずはこちらの案内所から。

展示されていた新聞や写真を見学します。
なかなか勉強になる内容でした。

次に平和祈念堂へ向かいます。
公園へ訪れてすぐ目に入った印象的なモニュメントです。
中には沖縄平和祈念像や小さな美術館までありました。

館内に入って、さあ鑑賞をしようかと思った矢先、飛行機のエンジン音が聞こえてきます。
ダッシュで飛び出しカメラを構えるも残念、、、うまく撮影できず、、、

しかしこの公園の上空を飛行機が通過する可能性があるとわかりました。

再度入館して美術鑑賞です。

展示された絵画は美術館に賛同した画家の寄付だそうで、嬉しい出会いでした。
特に八重山の何気ない風景を描いた油絵に心引かれます。

奥にある西村 計雄画伯の作品「戦争と平和」も壮大で見応えあり、
すべての展示物を見て回るとあっという間に時間が経過します。

館内から出て敷地内を歩いていると、またもエンジン音が聞こえてきました。
様子を伺っていると小さな機影が真上を通過しそうな方位で機首を向け、
上昇しながらこちらに近づいてきます。

フライトレーダーで調べるとANAのB772と表示、
広角気味で撮影してもなんとか絵になる大型機です。

平和祈念堂へ急いで戻ります。
モニュメントと絡みそうな場所を予想してカメラを構え、、、

平和祈念公園から平和を願うモニュメントとBoeing777−200型機
沖縄から東京行きの便です。

今は身を潜めるのでは無く、銃はカメラと変わり機影を追います。
平和をかみしめ、未来の不安を感じながら……

今年は沖縄復帰50周年と節目の年ですし、沖縄に長く通っているため、せっかくなので「土着的な発想や視点を撮影に取り入れたい」と常々考えていて、節目の年に沖縄を学べるチャンスと捉え、この地へ訪れてみました。

そんな下心ある心構えで訪れたため、ふら〜と立ち寄った平和祈念資料館は言葉を失うほどの衝撃をうけました。

琉球王朝から始まる沖縄の歴史を追体験できる内容は見事で、本当に体験して良かったです。

学校で習っているはずの記憶はおぼろげで形のないものだったなと気づかされました。
大人になってからこそ訪れるべき場所ですね。

半日以上滞在してもまだまだ時間は足りませんでした。平和祈念公園の広大な敷地もほとんど見て回れていません。また次回も訪れたいと思います。


雨降る羽田空港から沖縄へ

どんよりとした空模様の羽田空港から那覇空港へ出発です。

今回B777とA350のどちらで沖縄入りするか悩みましたが、以前搭乗してお気に入りになったA350を選択しました。さすが最新鋭機なだけあって快適です。スマホを充電しながらフライトレーダー常時表示できる幸せたるや……

外部カメラを自分で切り替えて、シートモニターから見られるのもいいですね。

座席に着くと水滴の付く窓が視界に入ります。予想していたけれどやっぱりです。

外に出て拭き取りたくなります……やらないけれど。

上空にあがれば水滴は吹き飛ぶのでしばらく我慢。

ほどなくしてタキシング開始。

水滴が目立たないようにして、第一ターミナルと駐機するA350をパシャリ。

外を眺めていると併走するANAのB787を発見。

あとで調べるとこちらも那覇空港行きでした。

D滑走路へ進入中。B787も別アングルで撮影します。

そしていよいよ離陸です。

足が離れ機体の重量が翼にかかった瞬間。

この翼の形状だけで絵になる気もしますね。

雲に入っていきます。

雲と雲の間にでました。

もう少しで巡航高度です。

約2時間すると沖縄上空です。
今度は着陸のシーンです。

なんだか陸地に近いコースを飛んでいるなと思ったら、どうやら18Lで着陸する様子。

外部カメラの映像をスマホで撮ってみました。
たしかに18Lへ向かっています。

フレームに前輪が入ると写真にストーリー性が生まれますね。

タッチダウン間際には集中してカメラを構え

ホールドショート中のピーチ機

もう一機いました、トランスオーシャンのB737。ちょっとブレましたが、、、

先ほどの後続機だったANAのB787は通常運用のランウェイ18Rに降りていました。

18Lになった理由はなんですかね?

なんにせよホールドショート中の機体を撮影できたのでラッキーでした。


さくらの丘公園の花々

6月も終わりましたね。

ジメジメした湿度は苦手なので、あっという間に梅雨明けした今年は得した気分です。

今回も成田空港で撮影した、春の気配残る5月下旬の写真です。

貨物機でも見たことのない低い位置に飛び込んできたシンガポール航空のB787-10。

成田経由して北米にでも行くのかとフライトレーダーで調べてみると
普通にシンガポール行きでした。

なにか秘密の貨物でも積んでいるのか、、、たまたまの操縦なのか、、、それとも
B787-10特有の癖(?)でもあるのでしょうか。

後追いショットを感性のおもむくままにレタッチしました。平行世界です。

平行世界から戻ってきました。

雛芥子の咲く風景と空模様から「クロード・モネ」の絵を思い起こします。
エールフランスもピタリ。

お昼頃になると雲のない青空に。

真っ白なジャンボ機にまた出会えました。前回と同じく絶好のシチュエーションで撮影。

斜面に咲くのは「大金鶏菊」でしょうか?アプリで調べるとそう出ました。

空港へ向かう道中、各地の道ばたで同じ花を見かけていて「きれいだな〜」と
思っていましたが、大金鶏菊は「特定外来生物」だそうですよ。

管理された公園に咲く花なので違うのかもしれないけれど、もしそうだと
「魅力的な被写体」と思うことに複雑な心境になりますね。


雛芥子の揺れる丘

5月下旬の成田空港、さくらの丘公園からです。
赤いポピーが素敵だったので離陸機と絡めてみました。

写真の1/3は占めている葉桜。
4月上旬の満開の桜だった頃からすっかりイメージチェンジしています。

その葉桜の葉で空を覆われて、機体の位置はどうしても右寄りに。

おかげで進行方向の前方に余白のない、定石ではない構図になってしまう。

でもこの構図は「飛び去ること」や「過ぎ去るイメージ」などを強調する、
飛行機写真らしい意外と違和感を感じない構図のような気もします。

WB補正はこの場所に立っていて強く訴えてきた色を強調しました。

グリーンとアンバー寄りに補正してみると、なんだかムードあふれるカットになった。

ちなみに補正前の色合いはこちらです。

補正無しだと面白みの足りないような気がしますね。


群生する菜の花と

関東も梅雨入りしましたがもう少し春の気分を味わってもらいましょう。

B滑走路周辺をパトロール中に見つけた菜の花の群生です。
近寄ってみると空き地に咲き乱れていました。

逆光とハイキーで春らしい雰囲気の絵作りです。

撮影中ずっと

”いつもよりISO感度高いような……”

”逆光で撮影しているからかな……??”

と違和感を感じつつもノー天気に原因を特定せず、

午前中に使用したNDフィルター付けっぱで撮影していたことは秘密ですww

この場所もB滑走路延長の工事が進めばそのうち入れなくなりそうで残念ですね。


2022年 桜とヒコーキ写真の総括

突然ですが、みなさん月刊エアラインは見ていますでしょうか?
じつは2022年7月号のヒコーキ in FOCUSに応募した写真が掲載されました!
是非見てみてください。今年の春に成田空港で夜間撮影した写真です。

いや〜嬉しいですね!

おめでたいので写真ストックを放出〜

いつもちょうど良い飛行コースで離陸してくれる日本航空のB787−8

印象的な雲の漂う爽やかな空とナショナル・エアラインズのB747

満開の桜と菜の花に雲一つ無い青空。そしてひときわ目立つ真っ白なジャンボ機が絡んでくれたお気に入りの一枚です。


SS1/15の覚悟

流し撮り+ハイキーで春のやわらかさを演出しました。

桜とハイビスカス(尾翼)と、、、紫の花はオオアラセイトウでしょうか?

花の形の記憶があやふやで、たしかこんな形だったかな〜とGoogleで
検索して見つけ出した答えです、、、間違っていたらすみません。

三つの花々の共演です。連写してピントの合った写真はこの一枚だけ。
機体の位置は、、、ご愛嬌ということで。

いい位置だけどブレあり。

シャッタースピード1/15は難しいな、、、


揺れ動くスイセンの花

花と花の組み合わせを見かけると春の気分をよりいっそう感じますね。

風で揺り動かされるスイセンの花は構図の中で行ったり来たり、、、
どう写るか完全に運まかせ、、この一枚は良い位置バランスで撮影できました。

ゴールデンウィークに突入しましたが今回も桜の写真です。


それはいつも突然に……

成田や羽田の撮影はあまりエアバンド受信機を持たずに
スマホアプリのLIVE ATCを頼っている。

その方が身軽になれるし音楽を流しながらエアバンドもチェックできる。

タワーとアプローチを同時に聞けないことに不満はあるのだが
この時はRJAA Tower (Both)を選択して撮影していた。

アプローチを聞けない事に一抹の不安を感じながら。

曇りがちな空でも春の陽気を感じ、心地よくB滑走路周辺で撮影を楽しんでいた。
周りには数名のカメラを持った人だけ、さくらの山公園の喧騒と比べると
ずいぶんのんびりとした状況だった。

やりたいよう自由に撮影しているとふと目に付いた
「カメラをバッグへしまいその場から去ろうとする人」

あちらにも一人。

「まだ離陸ラッシュの途中なのになぜだろう?」と不思議に思う。

「これは…もしかして……」

虫の知らせを感じたような気がした。

スマホを取りだしLIVE ATCを操作してアプローチへチャンネルを合わす。
すると交信内容に「ランウェイ チェンジ」と聞こえた。

やはり、そうか。

不安は的中した。アプローチを聞いていないと迅速に行動できない。
直感を信じて命拾いした気分だった。

次に向かうと決めていた撮影ポイントは駐車場の狭いさくらの丘公園。
R/W16Rの離陸機を見るため沢山の人が集まり、あっという間に駐車場は満杯になるはずだ。

急いで車を走らせる。なんとか紙一重でギリギリ駐車する事ができたが
少しでも行動が遅ければ後に続く大渋滞に巻き込まれていた。

日本航空ジャカルタ行き。このあたりの行き先の便がちょうどいい位置へ飛び込んでくれる。

こちらは香港行きのナショナル・エアラインズ。

駐車待ちの大渋滞を見て二輪車最強だなと思ったり。

まだまだ若輩者ですが、なんだか変な能力(?)を身につけたような。
ランウェイチェンジを知った人の動きがわかったって話です。