那覇港へ入港する1時間前です。現在地は残波岬を越えて読谷村の沖合でしょうか。
このあたりから撮影は格段に楽しくなってきました。
西を向けば日の沈み行く空と海。東を向けば暮れゆく沖縄の街並み。
フェリーに揺られて、目に映る景色は移り行き、光も刻々と変化しています。
上空を飛行機は続々と行き交い、トラフィック数に困ることもありません。
一機だけに集中していると後続機のシャッターチャンスを見失いかねず、全周囲を見張りながら望遠レンズ、広角レンズを付けた2台のカメラを使い分け、あっち撮ったらこっち撮っての連続で、まるでアミューズメントパークのシューティングゲームのようです。
この便だけ空と海の航路が交錯しました。
向かって右側を通り過ぎようとしています。
ANAのA321neo。
やっと順光で撮影するチャンス到来です。
焦点距離24mm。手持ちレンズの広角端いっぱいです。
船体部分をより広く取り入れた構図はこれで限界です。
超広角レンズを持っていないことに後悔。
西日で輝く機体とフェリーの煙突。
次は日本航空のA350-900です。
画面の右端で飛行機より存在感を放っているのは伊江島のシンボル「城山」です。
航海の目印になった理由がわかりますね。
奥には後続機となるピーチのA320neoも写っています。
遠くから、勇ましい姿。
背景に変化を加えるため広角側で絵作り。
焦点距離は100mm。
望遠レンズでは情景を収められなくなったので広角レンズにバトンタッチ。
焦点距離40mm。広角レンズでもこの大きさです!
不思議な感慨深さにひたります。
すぐさま場面転換。
フェリーに乗っていると様々な空の表情を目にします。
最後は望遠レンズでパチリ。
レジ番はJA01Xでした。
続いて先ほどのピーチ機です。
先行機は太陽の上を飛行しました。こちらは下を潜り抜けそうなコース。
と思ったら貫通しました。
高度制限区間のため、どの便もしばらく同じ高度で飛行します。
よって太陽より上か下かは横の距離によって変わってきます。
(ちなみに高度制限は1200ftのはずですが、この時はたまたまなのか、フライトレーダー調べだと1300ftと表示していました)
目の前でギアダウンを開始。
嘉手納町の沖合までに高度制限以下へ降下して、ばらくはそのまま、浦添市の真横あたりから着陸に向けて再度高度を下げている様子を確認できました。
つまり、他の空港よりも低空飛行している時間が長いです!
着陸コースの下を併走するフェリーは、撮影にもってこいですね!
また次の便です。
少し離れて飛行中。
ひねってコース変更中。
こちららへ向かってきます。
手前でまたコース変更。
おそらく嘉手納基地のコントロールゾーンを避けているのでしょう。
雲の表情にフォーカス。
立ちはだかる雲のよう。
続く。