前回のロケハンで訪れた首里城公園。
展望を楽しむ以外は、なにもできませんでした。
移動に時間を費やされるのでしかたないのですが、もったいないな〜と思いつつ
次の目的地へ。
よくニュースで見かける普天間飛行場を撮影している場所。
宜野湾市にある嘉数高台公園です。
沖縄基地問題の一端を自分の目で見て体験することも大事だと思い訪れてみました。
どれくらいの頻度で、どんな機種が飛来するのか、騒音は?……など気になりますよね。
望遠レンズで駐機するオスプレイを撮影しながら、しばらく様子をうかがっていました。
しかしなにも動きはありません。
おかしいな?と感じたので、おもいきって地元の方に問いかけ、教えていただきました。
「沖縄の旧盆中はうるさくないようにアメリカ軍が配慮している」だそうです。
ニュースを調べると「沖縄県から配慮を要請している」とあります。
それでも旧盆中にF35の飛来はあったようなのでタイミングですね。
たまたま静かな時に居合わせたのでしょう。
事情が事情なので、これ以上いてもしょうがないので、この地を離れます。
基地を遠くから眺めただけになりましたが、地元の人との会話から気づくこともあり、
いい社会勉強になりました。
最後に少しだけアメリカンビレッジへ寄り道です。
アメリカ風リゾートショッピング街でぶらりとお散歩。
ここは時間のあるときにゆっくりと訪れる場所でしたね。
広い敷地面積にスポットも点在しているので、満喫するには十分な時間が必要。
丸一日あってもいいくらいです。
ウミカジテラスとはまた違ったオシャレな雰囲気のショッピング街です。
写真映えする建物もあちこちにあり楽しめます。
アメリカンじゃないクルマはちょっと残念。風景に似合いませんね。
特に欲しいものはなく少しぶらついただけで終了。ただ行ってみたかっただけです。
「夜からのイベントにそなえホテルで休息するべきだったのでは」との考えが頭を
もたげましたが、空港を離れて観光する機会なんて滅多にないのでよしとします。
「エイサーのまち沖縄市で道ジュネーを見る」
実は今回の旅のメインテーマです。飛行機撮影はそのおまけです。
「コロナ禍の影響で自粛しているのでは?」と不安はありましたが、沖縄市であれば
どこかしらの青年会がやっているだろうと楽観的な計画で訪れていました。
一旦ホテルに戻り食事を済ませてから、道ジュネー見るためコザの街へ繰り出します。
黄昏時に見知らぬ土地で一人。月と街並みパシャリと。
異国の匂いをたどり、表通りから横道へ踏み込むと、街の表情も一変。
路地裏からのぞく風土、その土地の匂い、漂う街の空気感。今まで経験したことのない
「刺激」に言葉なく静かに感動します。これぞ「旅の醍醐味」ですね。
いつもと違う場所へ宿泊してよかったと思えた瞬間です。
あてもなく彷徨っても仕方ないので、SNSの情報を頼りに街中を探索します。が、大雑把なルートしか情報開示されていないため、なかなか道ジュネーを見つけられません。かすかに聞こえる太鼓の音を頼りに探し回りおよそ1時間、やっと出会うことができました。
まずは腹に響く太鼓の音に圧倒されます。
ちょっとブレすぎかな、、、躍動感ある演舞。
色鮮やかなエイサー衣装も魅力的です。
2日間撮影してマシなカットはこれくらいでした。
光のある背景、絵になる場所をあらかじめ調べておく必要がありますね。
最終日は別の青年会の道ジュネーを見ていました。ホテルへ帰ると0時を回っていてびっくり。数時間後にはチェックアウトも控えていて余裕はなかったのですが、半ば意地で最後まで見ると覚悟を決めていました。後悔はありません。が、まさかこんなに長丁場になるとは思いもよらなかったです。
伝統行事を懸命に取り組む姿を見ていると、縁のなかった自分には憧れと羨望の気持ちでいっぱいになりますね。
旅も折り返しです。だいぶ疲れましたが次は離島でバカンスです。