オペレーション レインボー・クライム

沖縄本島から石垣島と宮古島へ巡る旅

どんな順番に島を訪れるか考えるのも楽しみの一つ。今回ある作戦を実行するため、
沖縄本島を訪れたあと、石垣島→宮古島の順番になるよう旅の予定を立てました。

いくつかあるエアラインから選択する楽しみもあれば、どちらにするか迷うこともあります。
石垣空港から宮古空港へ行く路線では迷いはありません。
この路線は一社のみの運行なため琉球エアコミューターの一択です。

そして1日4便あるなか選んだ便は、お昼過ぎに出発する「RAC834便」
この便に搭乗することから作戦をスタートさせます。

使用機材はプロペラ機 「DHC-8-Q400CC」
沖縄の空を舞台に活躍する、琉球エアコミューターの主力機。
ジェット機ではなくプロペラ機なのは作戦の肝です。

RAC834便の出発時間は

「14:45」

この時間も重要なポイント、次の鍵となる便に絡んできます。

ANAのNH91/92便です。
繁忙期には東京-石垣間を中型機のB767やB787、時には大型機を投入しB777-200で運行しています。

機体サイズも重要ですがポイントはNH91便は14:20到着、折り返NH92便は15:05出発なこと。

RAC834便は「14:45」出発なので、「エプロンに駐機する中型機以上の機体を、搭乗機から撮影できるタイミング」に運行している、数少ない便に搭乗することになるのです。

それからこちらも重要、この時間は「順光」で撮影可能。バッチシです!

遅れることなく到着したNH91便

これから被写体になっていただくB787のスポットイン

出発時間が迫ってきたので制限エリア内から撮影します。

作戦の不確定要素だった滑走路運用は終日南風予報、RWY22運用から変わらないでしょう。
運行スケジュールに遅れもありません。

成功に必要な条件がそろってきました。

あとはシャッターを切る瞬間の光線状況しだいです。はたして雲に邪魔されず太陽の光は降りているのでしょうか?

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いよいよDHC-8-Q400CCへ搭乗します。

今回の座席は「6A」

プロペラの真横の席だぁ……

予約時の座席シートマップを見てなんとなく予想はしていましたが
ここにきて作戦は頓挫しそうですww どうやって広角で撮影しよう、、、

プロペラに邪魔されない構図をあれこれ試しているうちに、あっという間に滑走路へ進入

妥協して少しだけならプロペラをフレームインしてもOKとします。

緊張の瞬間。

はたして作戦は成功するのか……

離陸滑走が始まり、振動に負けないよう両足を踏ん張ってカメラを安定させながらファインダーを覗きます。

……
…………

あれっ…………

思っていたのと違う……

エメラルドグリーンに輝く海はどこだ? 俯瞰気味で見下ろすはずだった海……

……海はあんなに遠くにあり、サンゴ礁はちょこっとだけ、、、、(泣
被写体に光が当たっていないですが、それ以前の問題でした。

なんだか高度が低いですね、、、、
プロペラ機の早い機首上げを想定していたのでターミナルの真横で
もっと高度をかせいでいる公算なのに、、、
駐機中の機体と距離もあるように感じます。

以前見た光景

写真の左上にちらっとだけ海が写っています。

高翼機のプロペラ機は座席によっては主翼の影響で自由にフレーミングできません。そのためこの時は海を広く取り入れる構図は不可能でした。

翼の影響無く、画角をもっと広角にして撮ることが可能ならば、俯瞰で海の面積をより広く取り入れられたはず。この時の光景を忘れられなくて、次はもっと良い空のコンディションで挑もうと決意していました。もっとも今回はプロペラの影響を受ける座席6A、広角で狙っても真横写真は撮れなかっただろうし、機首上げ遅くて高度も足りないため、どうなっていたかはあきらかですが……

オペレーション「レインボー・クライム」は失敗でした〜

作戦の詳細は「駐機するB787とサンゴ礁の海を空撮のように撮る」です。
※作戦名に特に意味はありません

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傷心を癒してくれるこの景色

離陸後しばらくすると180度旋回して空港そばの上空に戻ってきます。

石垣島の北端あたりまで見えていますね。
島の縁に寄り添うようにサンゴ礁がずっと続きます。豊かな自然です。

多良間島

宮古島に到着〜

ピカピカでカッコイイな!プライベートジェットかな?と思ったら
国土航空省のチェックスターでした。おろしたての新機材だそうです。


搭乗機を最後に撮影してお別れ。

それにしても、なぜ以前見た光景と違っていたのでしょうか……

自分の感覚ではあの機首上げタイミングだと、あと何回挑戦してもほぼ同じ結果になりそうな気も……向かい風の強さ、機体重量の差などの違いでしょうか……

その「違い」について考えを巡らすうちにあることに気づきました。

「あれっあの時に乗ってた機体、そもそもDHC-8-Q400CCじゃなくない?」……と

まさかの推論にビックリ

ぼんやりと思い出してきます。

もっと小型でシーサーの描かれた尾翼

イエローやブルーの記憶

そんな機体、あったな……と

たぶん乗っていた機種はこれですね。

同じ琉球エアコミューターの「DHC-8-Q100」
もう引退しちゃっています。

機種が違えば機首上げポイントも違って当然で、現にこの写真のQ100はかなり早く足が離れている様子。

自分の搭乗する機材のことまで深く考えていなかったです。
プロペラ機だったらなんでもオーケーだと思っていた節が……

まさに灯台下暗しですね。
また挑戦しよう(えっ……

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