白波を追いかけて
サンゴの敷き詰められた白い砂利道から、眼下の渚をめざして砂浜の斜面を下る。
ふかふかの砂に足を取られそうになりながら、サンダルの中へ雪崩れ込んだ
砂の感触を楽しむと、勢いそのまま波打ち際まで駆け下りた。
目の前には「東洋の真珠」と呼ばれるにふさわしい与論島の美しい海。
水しぶきが足元で歓迎してくれる。
上空を通過するプロペラ機は洋上で旋回し、こちらへ向かってやってくる。
海に浸かりながら岩礁に囲まれたスペースへたどり着くと、真正面に機影を捉えた。
小さな機影は徐々に大きくなる。ファインダーを覗くと見渡す限りヨロンブルー。
シャッターを切ると、プロペラ機は切り立つ崖の上へ消えていった。

与論空港の撮影シーンです。
PLフィルターは必要ありません。
ありのままを撮ってくれと言われたような気がしました。
むしろ「大人しめなテイストが似合う」と思うのは、かつての勢いを無くした島だと
知っているからなのでしょうか。
この「心の機微」はどこから……?

答えは出ません。
自分の心を探る、ひとつのテーマです。