彼岸花を見つけて

9月中旬 成田空港

 

 

 

 

秋らしい情景をさがして空港周辺を走行中、
赤い花の群生が目にとまった。
ちょうど見頃を迎えたヒガンバナだ。
秋の風物詩を見つけたので、
しばらくここで撮影することにする。

飛行機とからむ構図を考え、試行錯誤しながら
到着機をまっていると、いつのまにか汗ばんでいる
ことに気づく。季節は秋へ移ろいだはず、しかし
どんどん気温は上昇し、10時をまわるとすでに
夏のような暑さだった。たまらずTシャツ1枚になる。

 ――セミの鳴き声がきこえてくる

秋なのか、夏なのか……

耳をすませばスズムシの鳴き声もきこえていて

いよいよ季節感がわからなくなる。

なんとも不思議な感覚。

目のまえには彼岸花。
人は滅多にこない辺鄙な場所。

まるで”黄泉の世界”のようだと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もしかしたら入り口があるのかもしれない……